ヨドバシAKibaレストランフロアリニューアルから読み取れる3つの戦略

     

去年リニューアルして話題になったヨドバシAKibaレストランフロア

先日、リニューアル後初めていってきました。
いや、だいぶ雰囲気変わりました。
狙いをはっきりさせてきたなぁ、という感じです。
なにを隠そう旧レストランフロア時にあったちゃぶ屋 とんこつらぁ麺CHABUTONに在籍していたことがありまして
ちょっと哀愁も感じながら新しくなったフロアを眺めてました。
まぁ、哀愁に浸ってるだけなのもなんなのでフードコンサルタントらしく読み解こうと思います。

リニューアルではっきりした3つの戦略

ざっと歩いただけですが旧フロアと比較すると狙いがはっきりと見えてきます。

①1業種、1出店に揃えてきた

ヨドバシAkibaレストランフロア案内

以前のフロアは
和風パスタ業態鎌倉パスタさんと洋麺屋五右衛門さん(確か鎌倉パスタさんは後から入ってきたと記憶してます)が
豚骨ラーメン業態光麺さんとCHABUTONさん
居酒屋業態とザ・海峡さんと日本海庄屋さん
といった業態かぶりがありました。
今回はというと、ほぼかぶっていません。
MEATRUSHさんとBLOCKさんがステーキでかぶっているくらいでしょうか
(この2店舗もステーキ&ワインかステーキ&ハンバーグとコンセプト的には違いがあります)
あとは但馬屋さんとたつみ屋さんのすき焼きが若干かぶるかな。
あと人によってはつけ麺(三田製麺所さん)とラーメン(いろはさん)やさんを同業種と見る人もいるかな、ってとこです。
それどころか
東京トンテキさんとか
フレンチトーストの専門店とか
ラーメンだと富山ブラックさんを入れてきたりとか
居酒屋系も和系居酒屋の酔っ手羽さんか
クラフト系のクラフトビールタップさんとはっきり差別化してきています。

②客単価をはっきり上げてきた

以前あったペッパーランチさん、神田グリルさん
光麺さんとCHABUTONさんは比較的リーズナブルな価格帯だったと記憶していますが
それが全て消えて全体的に見れば1000円オーバーが基本のお店になっています。
しっかり調べたわけでないですが、
ライブフードマーケットというフードコートを設置し、廉価系はそこにまとめてあるイメージです。
ティーヌーンさん、富山ブラックのいろはさん、三田製麺所さんといった
回転率で稼げるところ以外は軒並み高くなっていますね。
まぁ、以前のテナント料もなかなかの設定と聞いていましたし(もごもご)
風のうわさだとそれより上がったとか・・・
上げたワケは最後に3つ目の戦略で。

③メインターゲットを外国人観光客により明確にシフトした

エスカレーター前

メインエレベーターの1つでレストランフロアに来ると
どんとでてくる回転ずしのまぐろ人さん。
もう1つのエスカレーター前は拓けたスペースになっているので
このまぐろ人さんが一番の好立地かと瀧澤は考えます。
日本の食のイメージの代表格の寿司を一番目立つところにもってきて、フロア規模も席数も多めにする意図。
これはもう、外国人観光客向けと断言できます。
ちなみに瀧澤がいた時でさえ、お客様の半分は外国人の方でした。
そのデータをヨドバシAKiba側が持っていないはずはなく
それをふまえたよりはっきりとしたメインターゲットのシフト。
そして観光客相手なら、②お客単価アップを狙いに行っても勝てるという戦略なのでしょう。

 

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