コーヒーのこだわりだったり
1つ1つに対しての想いは
めちゃくちゃあるけど
それはだしたくないな、って思ってて
BROWN SOUND COFFEE(以下BSC)って
うちのお店はこれが名物です
みたいなアピールをしない
わかりやすいコンセプトを前にださないよね
と、聞いた時の返答
お店に来る人、それぞれの時の中の一部でありたい
日常の中のほんとに一瞬で
流れの中に私達がいるぐらいが心地いいと思っていて
そこは意識していて。
Contents
2022年7月に7周年を迎えたブラウンサウンドコーヒー
このHPを昔から見ている方は知っていると思いますが
色んな記事に協力してもらっています。
テイクアウト商品の考え方の記事だったり
ハンドドリップの淹れ方の記事だったり
magome coffee projectの2周年に書いた記事だったり
ついにはTOP画像に参加をお願いしたりもしました。
その時の写真ほんと好き
そんなBSCがめでたく7周年を迎えました。
言葉で書くのは簡単ですが飲食店はもとより
カフェで7年続くのは大変なこと。
これを機に色々聞いてみました。
BSCで働くスタッフに意識していること
あくまで彼ら、彼女らの人生の過程なので
そのライフプランの中でせめてプラスになるようにと考えています。
でもそれをするためには働く本人に考えだったり
熱意だったりがないとお互い成り立たないと思うから
(BSCには)そういうものを感じられる人しかいないし
今後もそういう人たちと一緒に成長しあいながら
お店も豊かになったらいいな、と
日々上下関係なく、もちろん私が主だ!なんてなく
こだわりだったり、譲らないものもあるけど
なるべくフラットに
いろんな人の気持ちも汲み取って
このお店がもっと花咲いたらいいな、
そんな気持ちで一緒に切磋琢磨しています。
今までで感謝してる先輩とかは?
いるよー、みんなそうだよー
今も手伝ってくれるヤギさん(柳沼さんのあだ名)は
私が大学生の時にはじめてコーヒー屋さんの
アルバイトに入った時の超先輩で・・・・
めっちゃ怖くて(笑)
毎日涙がこぼれないように働くのが精一杯で(笑)
でも、仕事ができるようになってくると
なんであの時あー言われたのか
ああ態度だったのかがわかるようになってきて
ただの怖い先輩じゃなくてどんどん好きになっちゃって。
ヤギさん以外の
お世話になった人も
なにかとみんな気にかけてくれてますし
なんか要所要所で連絡とって
そういうのやっぱ活力になるし
みんなに感謝できるってことは
本当に良い職場だったと思うけど
飲食業ってブラックな職場も多くてね・・
なかなか職場に恵まれない人も少なくなくて
自分が輝ける働けるお店の見つけ方とかってある?
正直働いてみなくちゃわからないっちゃわからないんだけど
あー・・・・
ヤギさんの下に入った時は
いますぐ辞めてやるって毎日思ってたかな(笑)
ラテアートもできないし
教えて貰えないし
今思えばそこまでのレベルに達してないだけなんですけどね
ヤギさんって優しいからこうしろって言えない人で
だから圧で伝えてきて(笑)
うわー、絶対怒ってる
でも、原因がわからない
どうしよ
絶対やっちゃてる
いつ(地雷)踏んだんだろ?みたいな(笑)
ただ自分のとらえ方次第だとは思いましたけどね
自分をどう鼓舞するか
自分の機嫌をどうとるか
自分と向き合うきっかけになったというか。
自分はプライドが意外に高いんだ
こういうとことが苦手なんだ、とか
いちいち向き合ってどうしていこう
と考えるきっかけになった。
ただこれは私の場合なので
一概に言えないけどね
本当に劣悪な環境な職場はあると思うけど
意外と自分を改めるだけでも
景色が変わったりするんだな、って
BSCのスタッフさんにも聞いてる
まずは大学生の時はBSCでアルバイトとして働いて
2022年4月から社員になったあっきー
在学中に就職活動をして
一般企業で働く選択肢もあったはず
それでもBSCにしたのはなぜだったのか
普通に就活して就職するって流れが一般的じゃないですか?
それでいいのかなって?
就活そのものを考えてしまって
就活ってしたの?
いや、してないんです。
そのまま就活したら何事もなく人生終わってしまうって考えて
だったら1回くらい失敗してもいいから
挑戦してみたいって
アルバイト始めた時から社員になることを
視野に入れてたの?
大学3年の4月からバイトはじめた時は
BSCが就職後の選択肢であったわけじゃなくて
でも、自分のお店はもちたいなって思ってはいました
今は揺らいでるんですけど。
いつここに就職しようと思った?
自分はめっちゃ接客苦手なんですよ
で、くるみさん凄い上手じゃないですか
なので、その技術は盗みたいなって
自分が店を持つってなった時に一番足りないもので
・・・足りないものがBSCにあるって感じて
ここで働こうって
なので、自分から言いました
他の接客スキルが高い店がたくさんあるけどなぜBSCを?
ここで働いているからこそ
他店の良さもわかることもあったと思うけど
どちらかと言うと他の店は商品を待ってるんですよ
BSCはくるみさんに会いに来てる、それが凄いなって
そういうお店、ってありそうで
実はとても少ないって気づいたんです
あっきーの主観でBSCはどんなお店?
繋がりが大きいお店・・
商品やお店の雰囲気で来てくれる人もいますけど
人と人との繋がりがとても自然なところが特徴かなって
お次にBSCでくるみさんを除けば常設でいるスタッフとして
一番勤務歴が長いまるこさん。
BSCで働きだしたエピソードが
2回くらいお店行った後、直接
『バイト募集してませんか』
って(笑)
結構突っ走るタイプなまるこさん(笑)
ちなみにこの後のインタビューででるけど
実はくるみさんも同じようなことをしている。
この2人結構似た者同士なのかもしれない。
さて今回のインタビュー
くるみさんはもちろんまるこさんにも話を聞きたかった。
その理由はBSCとが別に
まるこさん個人で活動している『marucoff(まるこふ)』
このmarucoff今は活動の拠点を
京成大久保駅のギャラリースペース
『林檎の木』なことが多いが
最初はここBSCでスタートした。
その時は『まるコーヒー』
じつは最近カフェで働いてるスタッフさんが
そのカフェを活動の拠点として
自身のブランドを立ち上げたり
活動していることが多くなった。
そのリアルな声を聞いてみたかったのだ。
まるコーヒーを始めたきっかけとか覚えてる?
正月コロナで帰省できないから
やってみたいなーって、くるみさんに
そのまるコーヒーからまるこふになったと思うけど
BSCで働いたことがどんな影響あったと思う?
うーーーーーーん(悩む)
正月前に話して
『いいと思うよ』
って言って貰って
自分のお店を持ちたいって夢はあるけど
まだピンと来てなくて
でもここで長く働いてるし
その間に色んな人が
『ここで働きたいです』
って来るのも見てきて
他の所で働いてみた方がいいのかなって
でも、正直違うステップにも進んでみたいけど
でも、それもピンと来てなくて
ほんとにぼんやりしていて
違うお店を探してみたりもして
ここも卒業しようかなって
くるみさんに相談したんですよね
そしたら
『まるこふとして林檎の木でやってみたら』
って言ってくれて
その勢いのまま、林檎の木さんにお話しに行って
そしたらこのお店の上に住んでたアート教室の方が
BSCにもコーヒーを飲みにきてて
林檎の木でもやってるから
そこでコーヒー屋さんやらせてもらったらどう?
って林檎の木さんから提案してもらって、ですね
そこから誰かと一緒に林檎の木を1日シェアして使うって
ところから始まって
今では月4回ほど
うち2回はまるこふでやって
残り2つはみっきーさん(※)とか
ご飯やさんのイベントみたいな
グループができたので・・・
もう少しやりたいな、って気持ちがあるんですが
林檎の木さんも場所として人気があるので
※ みっきーさん 店舗のないお花屋さん
florist flyers(フローリスト フライヤーズ)のオーナー
BSCでみつけたこと
みつけたこと・・・・・
え~~~~~~~~(悩む)
悩んでいるとくるみさんが茶化してくる
たっきーの質問は難しいんだよー
適当な質問じゃ失礼かと思って
まぁ、でもまるこなら大丈夫
って丸投げしてみる(笑)
(笑)
えぇーっと・・・・
見つけたことって言うと難しいけど
意図が違うかもしれないけど
話し出すまるこさん
大事にしていることはお客さん第一に考える
お客さんのことを思って動く、ってことは
何していても優先している感じで動いていて
常連さんとか、まるこふにもいて
近すぎず、遠すぎない距離感でのコミュニケーションとか
ここはくるみさんがいてあきさんもいて
もえかさんもいてたくさんもいて
でもまるこふは一人だからどう動いたら効率的かな、とか
ここ(BSC)とは違う雰囲気とか
自分自身の楽しみ方とかを考える、というか
自然とそうしてる
ところがあるかもしれないんですけど
お客様のために動くって飲食業界では言葉としてよく聞く
お客さんのことも大事だけど、お客さんだけじゃなく
スタッフ同士もお客さんに対して気遣いがあれば
いろんなことに気付けるし、いろんなことができるなって
例えばちっちゃいコ、お子様が来たら
お子様用の椅子をもっていってあげるとか
フードのお皿も空っぽ
頼んでくださったドリンクも空っぽ
で、お下げした後にお冷を運ぶとか
ほんとささいなこと?
キッチン内だと
洗い場を・・・自分が洗うからいいやじゃなくて
他の人が洗うかもしれなから
洗いやすいようにお皿を並べたり
カップを寄せておく、とか
牛乳使ったらすぐしまう、とか
お客様に対してもだし
自分たちが動くのにも必要な
気配り、気遣いとかも大事だな
って思ったりもします。
そういう細かいところですかね。
コロナとカフェ営業
私、そんなに・・・・
そこまでは、気にしてないかな
コロナで緊急事態宣言でてからすぐ
普段よりお客さんが大勢いらっしゃって
それでスタッフの安全確保のために営業時間を短縮します
って貼り紙したのは覚えてるけど
時短にしたのもスタッフのもそうだし
子育てがきつかった、のもあるし
これからのコロナは『ほぼ日常にある』ものなので
今まで通り必要最低限やることはやるけど
2020年から新しく加わった
衛生ルールがプラスされた
それくらいの感覚でやっていけたら、と
考えだしたらきりがないと思ってしまうし
本当にコロナを気にする人は
そもそもお店にこないだろうし、
なら、少しでも、ちょっとでも
コロナをふと忘れらような空間作りができたらな、って
カフェと子育てを両立するための『頼る』について
子育てってワードがでたので
カフェ運営中に出産するオーナーさんって結構いて
その中で子育ての両立してカフェ運営する方も多くいる。
両立するための大事なことって色々あるけど
その中に1つに『頼る』ってあると思ってて
それで、くるみさんって頼るの上手だな、って印象あるけど
普段から大事な時に頼るために意識してる普段の行動ってある?
昔はめっちゃ頼るの苦手でした
今は結構・・・前よりは凄い頼ってるかな
最近は頼れるようになって
最近は頼ることにそこまでストレスを抱えなくなった
産んですぐとかはこんなにこのお店と
離れたことなかったから不安があって
自分が始めたお店なら別にいいんですけど
引き継いでいる部分を
なんだろ・・・・
絶対に亡くさない
受け継いだ責任というか・・・
補足すると、BSCを開業したのはくるみさんではない。
もともと西川さんという方が煙草屋さんを
リノベーションしてカフェをスタートしたのがBSCの始まり
このBSCを見つけた時
ここにはじめてきた時
『うわ、ここだ』
って稲妻がきて
うわ、見つけた
みたいな。
あの感覚は一生忘れられない
ここを超えるところはない すべてを含めて
それでくるみさんが
『給料はいらないから働かせてほしい』
と直談判しスタッフに。
その後西川さんからお店を譲られて今に至る。
それをこの(子供が生まれた)転機で
何かがおきたらどうしよ、とは思ってて
けど、やっていくうちに
なんとなーくそういうのは無いな、って気づいて
頼ることもそんなに怖がらなくていいし
お客さんも理解してくれるし、って
スタッフもスタッフで説明して理解して貰えて
頼るために足りてない部分を
どうやって、私がいなくても
やれるような仕組みを作るためにどうしたらいいか
ということに力を注ぐようにしてました
それは、計画的に頼った、てこと?
いや、全然計画的じゃない(笑)
どっちの・・・私生活の部分も
こっちのお仕事の部分も・・
比例するんだな、って
でも私の生き方的に
仕事がメインになることはまず無いから
店長やっててメインじゃないって言えるのも凄いね
うん、多趣味だから(笑)
時間的に仕事が長くなるのに、意識でそう持てるのは強い
疲れたりはするけど
楽しいと思えている間は頑張れるから(笑)
旦那さんには?(頼ってる?)
平日は母に頼ったり
土日は旦那さんだったり
旦那さんの方のお父さんお母さんだったり
頼ってるというよりは
バックアップが凄くて
そのへんは頼りつらいのかな、って皆さんが察してくれて
勝手にやってくれた?頼らせてくれた、みたいな
申し訳ないけど(笑)
わかりやすいコンセプトを前にださない
コーヒーのこだわりだったり
1つ1つに対しての想いは
めちゃくちゃあるけど
それはだしたくないな、って思ってて
お店に来る人、それぞれの時の中の一部でありたい
日常の中のほんとに一瞬で
流れの中に私達がいるぐらいが心地いいと思っていて
そこは意識していて
凄く、すごくコミュニケーション・・・
なんといえばいいんだろ?
めちゃくちゃ話したい、
その人を知りたいような接客
でも、あまり近づきすぎないようにしてる
すごい興味があるけども
すごい好きだけど。
その人がここで過ごすために大事にしていることを
私達が介入しすぎてそれを崩すのが嫌
それって結構難しい
でも、少しずつ私達に会いにきてくださる方も
ちょっとずつ増えてくださって
それはほんとに・・なんだろ?
家族みたいな、なんだろ?
距離を保ちたい、とかでもなくて
その人が一番ベストな空間を作りたい、から
なんかめっちゃ1人になりたいなって時が
自分だったらあるから
何も言われることもなく
ただ一人で時間を過ごしたい
て思うから
そういうのを察知したい
察知したい!!
察知したいは、スタッフさんで共通の認識になっている感がある。
そうですね、なんとなく、ね。
たぶん同じような感覚があるんじゃないかな
優しいお客さんが集まる理由
忙しい時も、オーダーを急かさないお客さんが集まってる。
なんで?
ねー?
ほんとだよー(笑)
だって待ってくれるんだもの
なんでだろ(笑)
これができればほとんどの飲食店の悩みが解決するのよ
でもこっちはひやひやですよ、土日なんて
やばいって、手に負えない(笑)
どんなにマックススピードでやっても
ぜんぜん間に合わない時は・・・
説明しますね
どうにもこうにもなんですよって(笑)
でも、帰る人って見ないよね?
そうなんですよね!
予定がある人以外は
だから
『いいよいいよ。待ってるよ』
って言われて
「ふぇーーー?!」って(笑)
もう、申し訳なくて(笑)
凄い暑い日でも寒い日でも
外で待つしかないし
いや、なんか本当に
遅くやってるつもりは無いけど
どう頑張っても無理!みたいな時は
「ふぇーーー?!」ってなる(笑)
でも、みんなニコニコで
みんなめっちゃ優しい方ばっかりで
だからせめてどうプラスで返そうか、みたいな
恩返しじゃないけど
待たせるのは決定しているので
渡すまでの何かで喜んでもらえることないかなって
言われたらまた寄ってみようかな
って思って貰えるような一言を言いたい
本当は入りたかったのに、入れない方にも
なにかワンアクションしたいな
とは思うんですけどね
なかなかそれも難しい(笑)
いろんなことでいっぱいいっぱいなので
オーダーの頭もあるし
とはいえプラスアクションしたい・・・
矛盾してるんですけどね(笑)
自分がここが好きだから
ここをいかに好きになってもらえるか
どうやったらいいかな
どうやったらこの良さわかってくれるかなって
実はまだ自分のお店みたいな感覚はまだないんですよ
未だに
未だに?
未だに(笑)
7周年を迎えて
7周年
なんだろうねー
頑張りたくないわけじゃないけど
持続って意味も違うしなぁ
続けることが目的じゃないし
まぁ、自分の人生の中の一部がこれなので
これがなくなったら嫌だ、って思うので、
今やるべきこと
今あることに感謝もするし
1つ1つ楽しんでいけたら、と。
今目まぐるしいので
体験速度が半端じゃないけど
振り返った時にちゃんと
『ああ、楽しかったな』
と思えるような1日1日を送りたいです。
最後に
BSCはJR津田沼駅
京成電鉄京成津田沼駅
新京成線電鉄新津田沼駅
どこからそこそこ歩く場所にある。
どの駅から行くかで道中変わるところ
BSCの周りにも個性的なお店があること
それら全部ひっくるめて
お店を楽しんでくれれば私も嬉しいですね。
カフェをはじめる人でも
純粋にカフェを楽しむ人にも
実りある時間になることは間違いないのだから。
習志野経済新聞にも寄稿
この取材内容の一部は
習志野経済新聞に寄稿させていただいた。
7周年記念イベントがお店の正面にある
仲良しのラーメン屋さんとのコラボメニュー
というのがまたBSCらしい
習志野「ブラウンサウンドコーヒー」が7周年 麺屋宜候とコラボラーメンも
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