カフェ開業セミナー『カフェをはじめる』from サンクチュアリ出版 開催レポート

     

2018年12月にサンクチュアリ出版さんで開催させていただいた
カフェ開業セミナーイベント『カフェをはじめる』
自分にとっていろんな意味で忘れられないものになりました。

2018/12/18 カフェ開業セミナーイベント『カフェをはじめる』

2018/12/18 カフェ開業セミナーイベント『カフェをはじめる』

今回のこのセミナーを開催した理由として
『上手なカフェ経営をしている人は学んでも身につかないスキルを持っている』
言い換えると
『普段の生活から馴染むことで身についたカフェ開業に必要なものがある』
ことを伝えたい、でした。

ここで『学んで身につくこと』
とは例えばこの日のセミナーの前半部分でお話させていただいた
『潰さないための事業計画の作り方』や
『事業計画に基づく出店立地や物件の選び方』
また
『看板メニューになるための条件』
などになります。

カフェ開業セミナーイベント サンクチュアリ出版

事実、今までセミナーに内容もこれに基づき開催してきました。

もちろん学んで身につくものもカフェをはじめるのに重要です。

ただ2013年にカフェコンサルタントとして独立して
コンサルティングする立場として
それ以上にお店に通う立場として
そしてなにより自分と仲良くしてくださるオーナー、スタッフさん達とのやりとりから
知識として、学んでもなかなか身につかない

しかしカフェをはじめて続けるために
本当に大切なものがあることを感じていました。

しかしそれをセミナーで話すことはしませんでした。

理由は3つ
まず

それをセミナーの限られた時間では伝わりきらないのではないか?
そもそも知識として身に付きにくいものが、セミナーという場で伝わるのか?

の2つのこと
(コンサルティングで入らせていただいた方には知識や言葉だけでなく
手段を選ばずに((笑))伝えていました)

そして
『それを明確な言語化できていない』
からでした。

それでも『カフェがはじまる日々の過ごし方』とタイトルをつけたイベント後半

今でも明確な言語化ができているのか?
と言われればYESとは言えないかもしれません。

しかしどうしても
『普段の生活から馴染むことで身についたカフェ開業に必要なものがある』
ことを伝えたかった。

カフェ開業で相談に来る方の7割は
開業をするのを2年以上先に考えています。

セミナーに来る方もそうです。

なら、間に合うんです。

もし今日のこのイベントで
『普段の生活から馴染むことで身についたカフェ開業に必要なものがある』
にちょっとでも気づいてもらえて
日々を過ごしてもらえたなら
そこから2年かけてカフェをはじめるのに必要なことに馴染んでもらえたら
その方がカフェをはじめる時にきっと間に合うんです。

だから知識として言葉として完成していなくても
1つ1つ言葉
写真
エピソード
を丁寧に選んで
『動き方』として
『普段の日々の過ごし方』
をお伝えさせていただきました。

誰かにとって世界にたった1つの『救われるカフェ』を作るお手伝いをしたい

正直単にカフェ経営を成立させるだけなら
セミナー前半部分で十分なのだと思います。
実際にそれで経営は続いています。

それなのに、なぜ自分は
『カフェがはじまる日々の過ごし方』
を伝えたいのだろう?

今回サンクチュアリ出版さんのセミナーが決まり
『普段の生活から馴染むことで身についたカフェ開業に必要なものがある』
ことと向き合い伝えると決めてから
何回も何回も自問自答しました。

その答えが
誰かにとって世界にたった1つの『救われるカフェ』を作るお手伝いをしたい
でした。

なぜなら私自身もカフェに救われた人だから

2014年夏、私の人生で
精神的にも、事業的にも
圧倒的に一番きつい時期でした。

今思い出しても、
頭が冷たくなり、背筋に変な緊張が走ります。

たぶん誰にでもそんな時期はあると思います。

私の時にそのキツイ時期を乗り切ることができたのは
とあるカフェのおかげでした。

精神的に打ちひしがれていたあの時
自分を迎え入れてくれるそのカフェの
オーナーさんやスタッフさんの顔
見慣れた景色とテーブルにあるドリンク
そしてなによりいつも通りに
穏やかに盛り上がる言葉と表情の交換

あれがどれだけあの時の私にとって救いになったことか
切れてしまってた心の糸を結び直し
なんとか起き上がり
前を向いて歩きだすことができたのは
あの日にあのカフェがあったおかげです。

たぶん私が人生を終える時に思い出す情景の1つなんだろうなぁ、と思います。

そしてこれがCafeSK-カフェサク-の理念です。

今回のサンクチュアリ出版さんのイベントを経て
誰かにとって世界にたった1つの『救われるカフェ』を作るお手伝いをしたい
はCafeSK-カフェサク-の大事な大事な理念になりました。

きっと誰かにとっての
『救われるカフェ』は
普段は『居心地がいい』と体感してて
『救われる必要がある状況』にならないと気付かないと思います。

でも誰かが『救われる必要がある状況』に陥った時に
その時その誰かにとって『救われるカフェ』がそこにあるために
そんなカフェを1つでも増やすためにCafeSK-カフェサク-は活動していきます。

『カフェがはじまる日々を過ごしている』カフェスタッフさんがお手伝いでしてくれたこと

ちなみに今回サンクチュアリ出版さんでイベントをやるにあたり
千駄木のカフェCAPLEVILLE(ケープルヴィル)のスタッフで
さらにサンクチュアリ出版さんでインターンしていた『りっちゃん』にお手伝いをお願いしたんですね。
で、お願いしたことの1つに
セミナー前に
『簡単でいいからサンクチュアリ出版さんとケープルヴィルさんの紹介をしてそこから私を紹介してほしい』
がありました。

今回サンクチュアリ出版さんで開催させていただいた大きなきっかけに
なったのがケープルヴィルさんがあった縁でそのお願いをしたのですが
そしたら、『りっちゃん』はその短い時間のために
スケッチブックにとってもかわいいイラストを何枚も作ってきてくれました。

カフェ開業セミナー

イラストと切り絵を上手にセンス良く組み合わせていて
あきらかに数十分で作れるようなものじゃありません。
このスケッチブックを使って丁寧に丁寧に
イベントの最初の大事な時間を温めてくれました。

カフェ開業セミナー サンクチュアリ出版

『りっちゃん』が話し終わったあと自然と温かい拍手が起きていました。

今思うと今回の機会を私はとても大切に思っていました。
が、サンクチュアリ出版さんとケープルヴィルに縁がある
から、という理由で特に大切である気持ちは伝えず
(それとも伝えたっけ?(笑)
『りっちゃん』にお手伝いを頼んでいました。

が、『りっちゃん』はなんとなく私の
このイベントに向けた大切な気持ちを察して
(もちろんそれだけではなくその他いろんな理由はあったと思いますが)
作りこんできてくれたのかもしれませんね。
明らかに費用対効果で考えたら時間かけすぎだろー
なのですが
そのおかげで私のテンションも明らかに上がったのも確かでした。

そしてこの『りっちゃん』の行動も間違いなく
『カフェがはじまる日々を過ごしている』
人のものでした。

(ちなみに『りっちゃん』はとりあえずカフェをはじめる予定はないそうです(笑)

大好きな街『谷根千』でこのセミナーイベントを開催できたこと

あと普段から文京区と台東区にまたがる
谷根千(谷中・根津・千駄木)の街が好きで
なにかあると頻繁にきています。

谷根千 (谷中・根津・千駄木)

谷根千 (谷中・根津・千駄木)
谷根千 (谷中・根津・千駄木)

その大好きな谷根千の街で一番伝えたいことのセミナーイベントができたことは本当に幸せでした。

機会をいただいたサンクチュアリ出版さんに改めてお礼申し上げます。

最後に

セミナーレポートというより所信表明になってますね(笑)
とはいえ、このイベントが無ければ
誰かにとって世界にたった1つの『救われるカフェ』を作るお手伝いをしたい
というCafeSK-カフェサク-の大事な理念に気づくことができなかったかもしれません。

その意味もこめて今回はこのような記事を書かせていただきました。

カフェ開業セミナー サンクチュアリ出版

 

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