管理栄養士が独立して起業する為に必要な2つのこと

管理栄養士が独立して起業する為に必要な2つのこと

独立起業する管理栄養士に必要な2つ

管理栄養士さんが就職して悩むこと

 筆者は多数の管理栄養士さんとコンサルタントとしてセッションしたり
ビジネスパートナーとしてお世話になったりしていますが
 その方達に共通する悩みとして
・苦労してとった国家資格の割には就職の選択肢が少ない
・給料が少ない→10年働いても手取り25万未満だったり
・病院内や保育園内といった仕事場での出会いが極めて限定的→生きている上での世界が広がりにくい
・管理栄養士ならではの仕事ができない→病院に入って3年は調理のみだったり、管理栄養士としての仕事じゃなくて保育園の人員といして扱われたり、献立を考えることなくひたすら調理のみでこれじゃ給食のおばちゃんと変わらない状態でやりがいがまるで感じられない
がというのがあります。

 その結果、
自分自身が管理栄養士として活躍できる仕事場がどこなのか、
管理栄養士として働く、求められる、感謝されるということがなにか
そもそも管理栄養士としてなぜ働いているのか
が忙しく余裕のない毎日に追われわからなくなってきていという方が多いです。

なら管理栄養士として独立しよう!の現実

 雇われている現状に悩んだ上で一念発起独立を決意
そこで以下のようなことを経験している方が多いです。

レシピ提供

 料理を作らなくていいので原価がかからないと思われがちだが、最初の1レシピを作りには
試作が必要だし、飲食店で料理経験があるわけでもないと試作も一回作って思い通りいくなんてことは難しい。
2~3回は試作することになる。
それでも1レシピあたり2000~3000円だと、試作分を回収するまでの時間がかる。
フードコーディネーターの競合も多くメインの仕事になりにくい

料理教室

SNSを使って手間かけて集客して開催しても来るのは多くて5,6人。
受講生の評判はいいけど、スタジオレンタル代と材料費で受講料が飛んでいって身の入りがほとんどない。
喜ばれるし、SNSへの投稿映えはするので定期的に開催するが、
会場の確保、材料の仕込み等掛けている時間や手間を考えると仕事として効率が悪すぎる。

長期による食事指導による健康サポート

管理栄養士のまさに専門分野。

体の健康にする、病気にならないを超えて、ベストの状態でい続けること体を作るという得意分野。
しかしお客様にそれがどれだけ大事なのか伝わらず、なかなか適正な価格で契約してもらえない。
また結果がでるまで時間がかかるので、サービスのよさがなかなか実感されにくくそこもまたハードルになっている。
なにより管理栄養士の数がサービスを受けたい人や団体の数に比べて多すぎるので
少ないパイの奪い合いになってしまい仕事獲得までのハードルが高くなっている。

フード系イベントの開催やサポート

 一番SNS映えすると言ってもいいフードイベントの開催や料理サポート。
 とはいえ、店舗営業と違いその場で使いきらなければいけないことをふまえた食材の計算。
 その上で買い出しに仕込み、原価計算、イベントの進行を妨げないように提供に
最後に片づけて、器具を清掃し撤去作業。
 
 それで最終的入る報酬は微々たるもの。

 それではやってられないと、イベント料をあげるか提供メニューの量か質を下げれば
参加者の満足度が下がり次回開催が危ぶまれる。

 宣伝用としてたまにやるならいいけど、毎回毎回やるのは正直しんどい。

資格を取得して突破口に

資格を勉強して高い受講料を払ってなんとか取得すると
すると資格の大元の協会側から条件付きで仕事を斡旋してもらえることになった
仕事をもらえるのは助かるととりあえず始めてみたけど、給料もよくない上に、時間拘束も長く、自身の行動制限が多く、なんのために独立したのかわからない・・・・
 中には、管理栄養士の資格を活かそうとフードコーディネーター系の資格をとったらなぜかエステをやることになっていた、という方もいました。

では管理栄養士として独立するにはどうする?

1 まず管理栄養士をいったん置いておいて、自分の得意なことや強みを把握する
2 1を元にしたビジネスモデルを組み立てる

結論から言うと、この2工程が必要になります。

1 まず管理栄養士をいったん置いておいて、自分の得意なことや強みを把握する

 ここでいう得意なこと、とは自分で得意だ、特技だ、人より自信があると認識しているものであり
強みは、他人が『あなたのここはすごいね』と言ってくれたものになります。

なぜこの工程が必要なのか。

管理栄養士の枠だけで考えている限り現状の解決が望めないからです。

管理栄養士さんが独立してうまくいかない最大の理由は
他の管理栄養士やフードコーディネーターと同じことをやっていることにあります。
同じことをやっている以上、競合が存在しますので選ばれにくくなりますし、価格競争にも巻き込まれます。
管理栄養士の枠の中でならなおさらです。

必要な考え方は
管理栄養士+あなたのオリジナルのなにか
であり、管理栄養士としての知識や実績をベースにあなただけのサービスを作り上げる必要があるのです。

瀧澤のクライアントさんも管理栄養士さんが多数いるのですが、
この考え方をベースにオリジナルのサービスを作り上げて独立して活躍したり、カフェ開業の礎にしています。

大事なのは
管理栄養士の資格を活かす、という考えから
あなたそのものを100%活かす、という考えに変換すること
です。

 その上であなたにしかできない『お客様の喜ばせ方』を見つけるのです。
その喜ばせ具合が大きければ大きいほど報酬も高くなります。

2 1を元にしたビジネスモデルを組み立てる

現状管理栄養士さんが思いつく収入方法として上に書いたような
レシピ提供料
長期健康サポートコンサルティング料
料理教室の受講料
とかとか、だけで独立してやっていけるのはほんの一握りです。 
だって、他の人もやってますから。

なので1をベースに事業としてのビジネスモデルが必要になります。

 ここでのビジネスモデルとは、
 1のサービスで直接いただくことができる報酬以外で、お客様が喜んでくれることで収入が入る仕組みにする
 ということです。

 メインのサービスで直接お客様から頂く収入で間に合わないからみんな困ってるのですから。

 そこでの解決策が
『メインのサービスで直接報酬を貰えるお客様の集客』
 しかやらないことがうまくいかない根本の原因だったりします。

 要するにビジネスモデルの話なんですが、サービス作成同様ここでもお客様がどれだけ喜んでくれるか、に拘ってください。

 自身が稼げるから、売るで考えないでください。
 クライアントさんにはよく『壺売っちゃだめだから』と表現しています。
 
 それとビジネスモデルとかいうとネットワークビジネスを思いつく方もいるようですが絶対に手をださないでくださいね。
 あなたがやろうとするネットワークビジネスの倫理観が仮に正当なものであったとしても
 基本『友人をリストに変える』ビジネスモデルなので、周りの人からの信用は低下します。
 引いては自身の一番大事なサービスの信用も失うことになります。
 信頼をなくして独立なんてできません。

 また資格をとって協会に所属するのも考え物です。
 協会型ビジネスモデルは基本的に主催側にきっちり『金銭的利益』がでるようになっています。
 その分所属側は資格の知識や経験ができるというメリットと引き換えに『金銭的利益』や『コントロールできる時間』は少なくなるか、だいぶ時間差をおいて還元される仕組みが多いです(所属者も協会と同じ仕組みを作って初めて利益がでるタイプ)
 簡単にいうと収入が増えないことが多いんです。

そしてそれ以上に協会ビジネスに所属して稼ぎにくい理由に
『行動制限』
があります。
『この資格を使ってビジネスをしたいのなら、協会のルールは守ってね。』
というものです。
結果、行動制限がかかるという方が多いです。
なぜそんな制限がかかるのか。

ちょっと考えればわかります。

協会ビジネスは経験や知識をノウハウとして伝えることで成り立っています。
仮にこのノウハウを100としましょう。
もし100全て伝えたとしましょう
そのノウハウの上にあなたのオリジナルな経験やスキルを20のせます。
すると

協会   100
あなた  120

となります。
その協会のコンテンツよりあなたのコンテンツが上回ることになります。
協会ビジネスとしてはこれを防がねばならない。
自分より強い競合を作っては自分で自分の首を締めるようなもの
だからルールという名のもとに制限を付ける場合が多いですね。

そして、この『行動制限』こそがあなたの
『速やかなる起業活動』
にブレーキをかける場合が多いです。

瀧澤もクライアントさんで、ここで悩んでいる人を本当にたくさん見てきました。
もっとも制限のかからない資格もありますし、学んで本当に役立つ資格や協会もたくさんあります。
ただしどんなものでも『資格をとるだけで』『協会に所属するだけで』仕事が自動的にうまく行くなんてことはありません。

これをふまえて
ネットワークビジネスではない
協会ビジネスでもない
あなた自身のビジネスモデル
をもってください。

これは管理栄養士どうこうの前に
事業主として独立するならば必須のことです。
ビジネスモデルはサービス内容や誰が顧客であるかによって大きく変わります。
それをふまえてしっかり組み立てることが大事です。
具体的な作り方やサービス事例とかはnoteで記事にしていますので参考にしてください。

独立している管理栄養士のサービス作り方事例 Aさんの場合 サービス編|瀧澤陽介@カフェのひと|note

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