2020/3/8 更新
カフェのテイクアウトカップのデザインの分類と
店舗ごとに事例をまとめました。
Contents
お持ち帰り用のカップの役割
カフェでテイクアウトで使うドリンク用のカップには2つの役割があります。
1つは、テイクアウトするドリンクの容器としての役割。
飲みやすさや持ちやすさ、保温性といった機能的な役割。
もう1つは、広告としての役割です。
持ちながら歩く時、公園で飲む時、電車のホルダーに入れる時
テイクアウトのカップがいろんな時に購入者以外の目に触れる機会がありますし
インスタ映えするデザインでSNSの拡散効果も見込めます。
テイクアウトカップはざっくりと5種類に分けられる
無地
一番シンプルなタイプです。
このまま仕入れることができるので
価格は一番安く、準備も楽です。
シンプルなデザインとカフェのコンセプトがぴったりハマるならお勧めです。
難点と言えば広告効果は皆無に近いことですかね。
透明なプラスチックカップ
夏の冷たいドリンクに使用されることが多いですね。
無地のものあればデザインが印刷されているもの
さらに冷たすぎないようにスリーブをつけているものもあります。
暑い季節にクールな気分にさせてくれますね。
スタンプ・シール
カップやスリーブ(火傷防止のカップの周りの厚紙)に
カフェのロゴやマークをスタンプしたり
シールを貼り付けているものです。
値段もカップ代+スタンプ作成代
(1つ作ればあとは押すだけ)
もしくはシールを貼るだけなので
リーズナブルに作成することができます。
ロゴがはっきりわかるので宣伝効果も発生しますが
単色なので気づかれにくいのと
スタンプだと少しかすれがちで見えにくいという弱点はあります。
個人のカフェでは一番多く採用されているパターンです。
スリーブ(火傷防止のカップの周りの厚紙)に印刷
スリーブ(火傷防止紙)にロゴやマークを印刷しているタイプです。
スタンプよりもくっきりと見えるので
そこそこ離れていてもロゴやマークを認識できます。
が、シンプルなタイプでもスリーブ1つ20円弱
しっかりデザインするともっと値段がかかります。
カップ全体に印刷
カップ全体をキャンバスにしてデザインしてるタイプです。
もっとも宣伝効果が高く、
SNSでの拡散率も見込めます。
ただしデザイン料、カップの発注料ももっとも高いので
大手資本が運営する店舗に多く見られます。
例外 メッセージ
デザインとはちょっと違うのかもしれませんが
テイクアウトカップにスタッフさんが一言メッセージをつけるタイプです。
常連さんに書くパターンが多いですかね。
有名どころだとスターバックスさんでよくみかけます。
ちなみにSNSの拡散率でいうなら、これが一番効果的です。
とはいえ一見のお客さん1人1人にはオペレーション上なかなか難しそうです。
テイクアウトカップデザイン実例
さっきの分類別にざっくり分けてみました。
とはいえ、スタンプと印刷がごっちゃになっていることもあるかもしれませんがそこは大目に見てください(笑)
無地
渋谷 LOCAL COFFEE
ウッドテイストの店内デザインと
白地のカップに大きめな茶色のスリーブが上手に溶け込んでいますね。
スタンプ
池袋 カフェインスクエア
スタイリッシュなビジネスカジュアルな内装と
白地に円形のスタンプがこれまたスタイリッシュなイメージを与えています。
駒沢大学前 PRETTY THINGS
白地のカップに砕けたロゴデザインのスタンプです。
どこの産地のコーヒーかがチェックしてわかるようになっています。
築地 Turret Coffee
白地に赤のスタンプです。
スタンプのセンスもおしゃれだし
ロゴデザインからお店の期待が膨らみますね。
根津 corztcafe
茶のカップに茶のスリーブに
シンプルに『corzt』とスタンプされています。
ロゴのデザインセンスがいいのはもちろんなんですが
文字としての覚えやすさと映像としてのロゴの覚えやすさが秀逸です。
新宿御苑前 APARTMENT COFFEE
白地のカップに茶色にスリーブに
シンプルに黒でスタンプしてあります。
NYのコーヒースタンドをイメージさせるお店のデザインとマッチしています。
船橋 Sprout Coffee Stand(スプラウトコーヒースタンド)
2018年4月15日にオープンしたコーヒースタンドです。
コーヒーに抱き着いているうざぎがモチーフの愛くるしさとスタイリッシュさが共存するデザインです。
高円寺 Tokyo bike 高円寺店
本店は谷中の、自転車販売やレンタサイクルの傍ら
コーヒーをメインとしたカフェをしているお店です。
余白を活かした自転車と店名のロゴ。
シンプルで分かりやすいです。
(ピンぼけしててすいません)
スリーブに印刷
神保町 GLITCH COFFEE&ROASTERS
白地のカップとスリーブに
シンプルに黒のロゴで印刷してあります。
ロゴのセンスがいいところはシンプルな方がイメージつきますね。
神保町 10 DIXANS
厚切りトーストとデザートが人気のディゾンさんのドリンクカップです。
どこかクラシックなコンセプトにぴったりのカップデザインですね。
東銀座 BONGEN
白地に盆栽の木をイメージさせる茶色のスリーブに
ロゴがスタンプされています。
コンセプトとぴったりな和を想像させる落ち着いたデザインです。
船橋 RUDDER COFFEE
白地に青のスリーブが目を引きつけますね。
スリーブが青ってあまり見ないタイプで印象に残りやすそうです。
青葉台 SOCORA
神奈川県青葉台駅から歩いて20分ほどにある
テイクアウトのチョコレート専門店です。
カップなのは『ショコラショー』という名の飲むチョコレート
スリーブが大きめなのは冷めにくいチョコレートに配慮してのでしょうか。
高円寺 CLOUDS ART + COFFEE
高円寺のギャラリーやイベントスペース兼カフェです。
シンプルかつスタイリッシュですね。
これはロゴデザインの良さをそのまま活かしてます。
日本橋 SHARE PARK CAFE
日本橋駅近くのSHARE PARK CAFEです。
シンプルですが品のいいロゴデザインです。
高円寺 壱参伍
高円寺の壱参伍です。
『参』の文字が画数多いのですが
デザインが上手なので見やすく
滲みにくくなっていますね。
検見川 くまで舎
検見川付近で不定期出店しているくまで舎さんです。
本当はこれはスリーブだけなのですが
クリスマスシールと手書きのロゴがあったのでこちらにしました。
鎌取 CartStand PON
千葉県鎌取のコーヒースタンドです。
スリーブに赤のシンボルデザインが映えています。
京都河原町 BLUE LEAF CAFE
auショップ併設してあるBLUE LEAF CAFEです。
線が太いわけではなく
華があるわけでもないけれど
しっくり記憶に残りやすいデザインです。
スリーブに印刷+透明なプラスチックカップ
駒沢大学前 FARMERS’ JUICE TOKYO
FARMERS’ JUICE TOKYO さんのテイクアウトカップは
コールドドリンクがメインですがカップにスリーブがついています。
スムージーにしろ、コールドプレスジュースにしろ
冷たい野菜や果実をそのまま仕上げるので
持っている手の温かみが伝わらなようにと
手が冷えすぎないように、との心遣いでしょうか。
新高円寺 COFFEE AMP THE ROASTER
ロゴデザインもなんですけど
お店のインアリアや焙煎機の見せ方
物販配置やメニューの掲示まで
カッコイイの塊なロースターさんです。
カップ全体に印刷
神保町 Paper Back Cafe
カップをまじまじと眺めたくなるような
アーティスティックなデザインです。
さすがは本屋さんだなぁ。
永田町 Yahoo LODGE
白地にデザインが施してありますね。
あえてYahooやLODGEの文字を入れないところになんというか余裕を感じます(笑)
東日本橋 SQUARE Cafe
青地に白抜きの文字でデザインされてます。
スリーブをつけるとどこのお店かまったくわからなくなりますね(笑)
銀座 THE MONOCLE CAFE
紺地にシンプルに店名を印刷してあります。
ロゴにパワーがあったら『M』のロゴを全面にだしてもいいかもしれません。
STREAMER ESPRESSO
パッとみスタンプっぽいんですけどね。
でも事業規模からみて印刷だよなぁ。
狙ってなのでしょうね。
日暮里 アンとミツ
谷根千にあるあんこがコンセプトの和カフェです。
お店のロゴを真ん中にあずき色を下地で店舗イメージを印象付けてます。
九品仏 コンパスコーヒー九品仏店
黒地に白のカップがランダムにイラストされた
かわいいけどどこかセンスの良さを感じるデザインですね。
飲んで歩くと、遠くからも判別がしやすいデザインです。
新橋 上島珈琲店 No11
上島珈琲店の別業態でラウンジタイプのお店です。
コーヒーが国別に選べるタイプです。
新橋と書きましたが、本当の最寄は御成門だったりします(笑)
スターバックスコーヒー
季節や店舗ごとにデザインが変わるんですよね。
それなのに『スタバ』と認識させるセンスはさすがです。
って、ロゴのパワーが強いのか(笑)
タリーズコーヒー
一発でタリーズとわかりますね。
この色の組み合わせとロゴでタリーズコーヒーと認識させてます。
プラスチックカップ全体に印刷
秋葉原 STORY CAFE
プラスチックカップの真ん中に
緑のドリンクをバックにロゴが映えるデザインです。
シンプルでいいですね。
おまけ コンビニのテイクアウトカップ
ファミリマート
ローソン
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