津田沼のブラウンサウンドコーヒーに学ぶテイクアウトのカフェメニュー

     

カフェのテイクアウトの持つ3つの役割

席数に囚われない売上を作る

低単価、低客数のカフェにとってテイクアウト商品は
席数に囚われない貴重な収入源。
例え、コーヒー一杯で2時間のんびりされても
コーヒー豆が毎日何キロ単位で店舗に卸していたとしたら
心穏やかに過ごすことができますね。

広告効果になる

これについては
カフェのドリンクテイクアウト用カップデザインまとめ
でも少し触れましたね。
お客様がお店の外に商品を持っていくということは
お土産として店外で他の人に食べてもらったり、目に触れる機会が発生します。
またテイクアウト商品を手にもって移動しているなら
デザイン次第では、周囲の人に知ってもらえるきっかけにもなります。

カフェの外でも自店を思い出してもらえる

これはカフェに限らずどの飲食店でも同じですが
お客様がお店に来なくなる一番の理由は
忘れていたから、です。
言い換えれば、店外で思い出してもらえれば来店確率は大きく上がります。
お土産に持って行った相手からお礼を言われたり、
家でテイクアウトした豆で珈琲を淹れるたびに
あなたのカフェを思い出すきっかけになるでしょう。

カフェのテイクアウトの売上を決定づける『価値のつけ方』

とはいえ単純に
「テイクアウトありますよ』
と言っても売れません。
『家でも食べてみませんか?』
『お土産にいかがですか?』
といったありきたりな価値やフレーズでは
テイクアウトななかな増えません。
その『テイクアウトにどんな価値をつけるか』
で大きく結果が変わります。

千葉県習志野市brownsoundcoffeeさんの秀逸なテイクアウト

そんな中
カフェコンサルタントお勧め!船橋市で美味しいコーヒーが飲めるお店
でもご紹介させていただいた
brown sound coffeeのオーナーさんが
『これ、人気なんですよー。』
と語るテイクアウト商品があります。
それはこちら。

その名も『ピクニックセット』
これが大人気。
このセットが秀逸な理由は2つあります

新しいことを一切していない

カフェ経営の観点からこれは超重要です。
新サービスのための投資が無しで売上があがるのですから
このピクニックセットの内訳は

テイクアウトコーヒーカップ 4
コーヒーバック 4

だけです。

2つとももともと商品としてあったもの。

これを
『ピクニックセット』という
思わすお出かけしたくなるネーミングをつけることで
コーヒーカップとコーヒーバックに新しい価値を付加し
顧客に楽しい時間を提案することで人気商品になりました。

カフェが普段から積み上げた信頼をスライドさせている

もう1つ目を引いたのは赤線が引いてあるこちらのコピー

津田沼のブラウンサウンドコーヒーに学ぶテイクアウトのカフェメニュー

いつでも、どこでも
BROWN SOUND COFFEE
を片手に出掛けよう

コピーとしての作り方も秀逸なのですが
(それについてはnoteで書いてます)
実はこのコピー、ある条件を満たさないとまったく効果が出ないのです。

その条件とは
「普段の営業での満足度の高さ』

BROWN SOUND COFFEEを片手に出掛けよう
とは、当然店そのものは持ち上がりませんので(笑)
いつも飲んでるコーヒーをお供にもっていこう
という意味なのですが
この時のコーヒーを美味しいと思うかどうかは
普段飲んでいるコーヒーが美味しいかどうか
カフェでの時間が満足できるものであるかどうかが重要になります。
(なので、この商品は来店したことがない人にはあまり響かない商品かもしれません)
つまりこの商品が人気ということはお客様からの
普段のカフェでの時間に対して満足しているよ
というお店メッセージともいえます。

カフェ経営で大事な2つのステップとして
1 お客様に心から満足してもらう
2 その満足から生まれる信頼をもとにビジネスモデルを組み立てる
ことがありますが

この『ピクニックセット』は
普段のカフェで楽しんでもらった時間で築き上げた信頼があるからこそ
それがお店に適切な売上として還元されている
商品設計の視点からも
ビジネスモデルの観点からもとても素晴らしいものであると言えます。

こういったテイクアウトメニューが売れるための
カフェができる下準備の事例を知りたい方はこちら

お花見でカフェがテイクアウトで売上と客数を増やすためには?

 

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