カフェや飲食店が人件費の無駄を無くすために実行するべき3つのこと

     

カフェや飲食店舗が人件費の無駄を少なくするための
3つのことを解説しています。
目的としては『最大客数の対応するため』です。

詳細は下記の記事を参考にしてください。

参考記事

1 採用を時給の高さに頼らない

1 採用を時給の高さに頼らない

 

最近飲食業界は慢性的に人手不足。
そこで大手資本の企業を中心に
時給を高くすることで求人採用数を増やそう
という動きがあります。
これで採用数は増えたのですが
採用した分ほとんど辞めてしまう
ということがおきています。

時給が高ければ高いほど
その時給分の仕事ができる迄時間がかかります。

それまでの人件費はいうなれば投資。
採用した人がその前に辞めてしまえば
その投資回収ができなくなり

結果強烈な人件費の無駄が生まれます。

また今まで働いている人達は
新人よりも安い時給でスタートしているわけです。
それが、入ってきたばかりのスタッフの時給が自分と同じ
もしくは上のスタートだとしたらどう思うでしょうか?
結果モチベーションが下がることになり離職率が高くなります。

これは時給をあげるに伴い
既存スタッフの時給を上げたとしても同じです。
採用増のためのという
スタッフのSPECレベルと関係ない給与アップは
働いて報酬をもらうという価値を勘違いさせます。
結果
『給料』は『職場で時間が経過すれば貰えるもの』
という間違った価値観のスタッフ
に育ってしまいます。
そんなスタッフが能動的に仕事をすることは稀です。
頑張ってもさぼっても同じ時間ならほどほどに働いておこう、
と考えてしまうでしょう。
そうなると、2の『スタッフの生産性をあげる』夢のまた夢になり
永遠に人件費に無駄な資金が発生する
ことになります。
採用動機は
『時給の高さ』でなく『このカフェで働きたい』と心から思わせることです。
もっと言うと
『ここで働けなければ人生が終わってしまう』
と思わせるくらいな動機を採用時や採用前の求人時に店舗から伝えること。
時給ではなく働くことを目的にさせるということです。
具体的な方法はまた別記事で書きます。

2 スタッフの生産性をあげる(SPECとモチベーション)

2 スタッフの生産性をあげる(SPECとモチベーション)

時給あたりの生産性をあげるには
スタッフのSPEC(能力)をあげる必要があります。
そしてスタッフのSPECをあげるにはただやり方を教えればいいというわけでななく
『仕事を覚えた後、あなたはどう変化するか』
も伝えてあげる必要があります。
そしてその先の
『ここで働くことによって、あなたの目指す未来にとってこんなメリットがある』
ということも伝えなければなりません。
そのためには普段からスタッフとのコミュニケーションを密にし、
一定期間ごとに面談をするなどし
スタッフが叶えたいことはなにか
を把握しなければなりません。

3 暇な時に早上がり、忙しい時に入ってもらうためにやるべき普段からの関わり方

3 暇な時に早上がり、忙しい時に入ってもらうためにやるべき普段からの関わり方

2を実施した上で
お店の状況に応じて忙しい時に人を使い
暇なときは少なくする
しかありません。
(掃除にあてる、とか普段できないことを
するのはここではおいておきます)
シフト作成時に完全に読み切ることは難しいです。
特に最大客数(最大客数については
だから繁盛しない!売れないカフェがやっているたった1つの残念なこと
ご覧ください)に備えようとすると、その過程でどうしても余剰人員が発生してしまいます。
そのために
①採用時に暇ならば早上がり、
忙しいなら残ってもらうなど
柔軟に対応してもらうことがあることを伝えておく

②仕事とは『仕事をしてもらえるもので、
時間が過ぎればもらえるものではない』
ということを最初にしっかりと教える

③早上がりや残業等協力してもらった人には
しっかりとお礼をする。
また柔軟に対応できるというのも
立派な貢献なので、それに基づき
時給の評価やシフト調整を行う

を実行することです。
これをせずに暇になった時、
早上がりを頼もうとすると断られたりすることがあります。
給料が減るのが嫌、ということもありますが
暇なときはのんびり仕事できるのに上がるのは勿体ない
ということもあるからです。
これもまた
『給料』は『職場で時間が経過すれば貰えるもの』
と理解しているスタッフにありがちです。
仕事の報酬は時間ではなく
結果であるということを理解してもらいましょう。
もっと言うとお店でスタッフとして余り気味になってしまう日は
さっさと上がって余った時間を
もっと生産性のあがる、意義のある
(勉強、休憩、友人と会う)ものにした方がよっぽど有意義だ

と気付いてもらうことです。

 

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